こんにちは。サウナ好き管理栄養士のMIKIです。
サウナ女子の中にはダイエット中の方も多いのではないでしょうか?しかしSNSを見ていると「それはダイエットに効果ないよ~!」「逆に太りやすくなっちゃうよ~」と思わず心配してしまう投稿も見かけます。
そこでこの記事では、管理栄養士から見た「ダイエット中ならばやらないで!」というNG行動を3つ解説します。
ダイエットに励むサウナ女子必見です!ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ダイエットとサウナは関係あるの?
残念ながら「サウナに入れば痩せる」といった直接的な関係はありません。サウナに1時間入ってたくさん汗をかいたとしても、消費するカロリーは約150kcalと控えめです。
一方で、サウナの前後の食事は体重に影響します。サウナに入った後、ラーメンといったハイカロリーなものが食べたくなることがありませんか?この衝動は、実はサウナの影響です。過酷な熱さを乗り越えた身体が、エネルギーを欲しているためサウナの後は食欲が増します。
しかし、サウナでは150kcalしか消費していません。欲望のままハイカロリーな食事をすると、カロリーオーバーとなり体重が増える恐れがあります。
このようにダイエット中にサウナを楽しむときは、前後の食事がとても重要です。
ダイエット中のサウナ、3つのNG行動
ダイエット中はサウナ前後の食事が重要だと分かったところで、今回は3つのNG行動をご紹介します。
①サウナ前にスイーツを食べる
②冷たいもので水分補給
③サウナ後にアルコールを飲む
①サウナ前にスイーツを食べる
サウナの前に甘いものを食べると、サウナによる代謝アップ効果が弱くなってしまいます。
通常、サウナに入ると代謝を活発にする甲状腺ホルモンが分泌されます。
代謝とは、栄養をもとに自分でエネルギーを作り出すことです。代謝が活発になると、身体についた脂肪からもエネルギーを作りだします。つまり代謝が上がることは、体脂肪を消費するということです。
サウナに入ると、熱々の環境に耐えるために身体は甲状腺ホルモンを分泌して代謝を上げていきます。熱さに耐えるための反応は、ダイエットにも繋がっているのです。
しかしサウナの前にスイーツを食べると、甲状腺ホルモンの分泌量が減ってしまいます。というのも、スイーツの糖分がすぐにエネルギーになるため新たにエネルギーを作る必要がないからです。
すると代謝が上がることもなくなり、痩せやすい身体に近づくチャンスを逃してしまいます。スイーツをはじめ、サウナ前の食事は1〜2時間前には終わらせるようにしましょう。
②冷たいもので水分補給
サウナは1セットで300〜400mlの汗をかくと言われており、水分補給は欠かせません。しかし、そこで冷たい飲み物をグイグイ飲んでいませんか?冷たい飲み物は爽快感こそありますが、せっかく温まった身体を冷やしてしまいます。
冷えはダイエットの大敵です。血流が悪くなり代謝が落ちてしまいます。サウナでの水分補給は体に負担をかけない常温にしましょう。
③サウナ後にお酒を飲む
サウナの後にグイっとビールを飲む人を見かけますが、ダイエット中は絶対にやめましょう。理由は2つ、「アルコールに太りやすい特徴がある」「サウナの後はアルコールを特に吸収しやすい」です。
そもそもアルコールを飲むと糖質が食べたくなったり脂肪が蓄えやすくなったりする性質があります。お酒を飲んだ後に締めのお茶漬けやラーメンが食べたくなることがありませんか?これは意思の問題ではなく、アルコールの影響によるものです。お酒は太りやすい体質を作ってしまいます。
さらに、サウナの後はアルコールを特に吸収しやすいです。サウナ後はたくさん汗をかいて脱水状態に近いので、水分をより速く吸収します。つまりサウナ後のお酒はアルコールを一気に吸収してしまい、前述した太りやすい性質がより力を発揮してしまいます。ちなみにアルコールは利尿作用があり、飲んだ分だけ身体から水分が出ていくので水分補給にはなりません。
サウナに限らず、ダイエット中はなるべくお酒を控えましょう。
どうしてもお酒を飲みたいときは、水分補給をしっかり行い、さらにおにぎりなど何か食べてからお酒を飲んでください。
ダイエット中もサウナを楽しもう!
管理栄養士から見た、サウナにおけるダイエット中のNG行動を解説しました。
===
①サウナ前にスイーツを食べる
→代謝が上がらなくなってしまう
②冷たいもので水分補給
→体が冷えちゃう
③サウナ後にアルコールを飲む
→アルコールを一気に吸収、太りやすい体に!
===
NG行動やっていたな~という方は、今からやめれば大丈夫!サウナ前後の食事を意識して、理想のカラダに近づいていきましょう!